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Google Home(グーグルホーム)で知っておくべき事
スマートスピーカーは、調べものや音楽視聴、動画再生など様々な日常的なアクションを音声で伝える事で、作業が簡略化し普段の生活がワンテンポUPする家電として話題となっています。
しかし、そんな便利な一面の裏には、音声が操作のトリガーとなっている事で第三者(部外者)でも「本体を手に取らずとも操作できてしまう」という危険性も潜んでいます。スマートスピーカーは確かに便利ですが、リスクも最低限認知した上で利用する事も安全なスマスピ生活を送る上で必要な事です。
本記事ではGoogleHomeやG3などGoogleアシスタント内蔵モデルのスマートスピーカーを利用する上で必ず知っておいてほしい「マイアクティビティ」機能について紹介していきます。
マイアクティビティとは?
「マイアクティビティ」とは、音声操作履歴を確認できる機能です。
主に”GoogleHome”や“SONY LF-S50G”などGoogleアシスタントが内蔵されたスマートスピーカーに対応しています。
所有者の知らない所でいつ、どう操作されたかまたどのようなサービスを起動したかどうかをGoogleHomeアプリ側から一覧で見る事ができ、外部からの不正アクセス対策に繋がったりとスマートスピーカーを利用する上でとても重要な機能です。
以下では「マイアクティビティ」を知っておく事で得られるメリットについて紹介していきます。
制限すべき音声操作が分かる
実際に私の知人が経験した話です。知人の息子は思春期を目前に迎えた年ごろの小学生なのですが、ある日この「アクティビティ」を見ていると青少年にふさわしくないセクシーな内容の動画をYoutubeで見た形跡が残されていました。その履歴を見た知人は教育に良くないと感じ、GoogleHomeアプリの「ショートカット機能」を使って言葉の制限をかけました。
これが発覚したのも「アクティビティ機能」で操作履歴を確認できたおかげと言えるでしょう。
トラブルが起きた時に証拠として残る
「マイアクティビティ」の大きなメリットとして全期間の利用状況を確認できるという点が挙げられます。
何か月前の事を遡った音声操作履歴を閲覧できるのはもちろんの事、もし万が一スマートスピーカーを操作した事によるトラブルなどもきちんと証拠として残ります。
また、操作を行った時の音声も聞く事ができるので誰が操作したかやその時の状況を再確認することも可能です。
例えば家に強盗や不審者が入り込んだ時も「OK Google 助けて」と伝えてるだけで、音を録音するので犯人の声を記録できたりもします。
その他、所有者以外の怪しい操作の身元が確かめられるのでとても便利な機能となっています。
聞き逃しを確認できる
スマートスピーカーで調べものをした際、周りがうるさくてよく聞こえなかった場合も「マイ アクティビティ」の履歴を見れば、アシスタントが話した言葉を文章で再確認する事ができます。
また、話しかけたキーワードのブラウザ検索も可能。スマートスピーカーでは教えてくれなかった詳細も手っ取り早く調べる事ができます。
マイアクティビティ利用方法
起動方法
- Google Homeアプリを起動する
- 左上メニューから「マイ アクティビティ」を選択
- 音声操作履歴を確認する
音声の再生
「マイ アクティビティ」で確認できる音声情報の中には実際に話しかけた音声も含まれています。
音声操作項目枠、右側の「再生」ボタンを押すと音声を聴くことができます。
しかし、Googleアシスタントが文字に起こせないほど理解できなかった音声や、音声コマンドが不明である場合は音声の再生は行えないので注意が必要です。
履歴の削除
音声操作履歴は1項目づつ右上メニューボタンから「削除」する事ができます。
心当たりのある正しく聞き取ってくれなかった指示など認知しているゴミデータは削除してよいかと思います。ちなみに連動しているGoogleアカウントでログインしない限り第三者が削除する方法は不可能なので、利用者は音声操作履歴を自由に削除する権限が与えられています。
これは同時に自分にとって都合の悪い履歴も消せてしまうということですね。笑
期間の指定
音声操作履歴はほぼ全期間にわたった閲覧が可能となっています。
「マイ アクティビティ」画面上部にある検索メニュー内の「日付でフィルタ」を選択する事で、表示する音声操作履歴を切り替える事ができます。
現状かなり遡って日付を指定できるようですが、今後スマートスピーカーが日本でメジャーになってくると全期間閲覧できなくなる可能性もあります。
感想・まとめ
個人的にとても評価したいのは音声の録音機能。音声操作履歴が分かったところで誰がそれをやったかどうかで対策を打つか否かを判断しなければなりません。
そこで、スピーカーに指示した音声自体が聞ける事で操作を行った利用者が誰なのか突き止めれるのはとても便利ですよね。
また海外では犯罪事件の証拠としてスマートスピーカーに録音された音声が採用されたという事例もあるようです。
最先端のスマートスピーカーはただ馬鹿みたいに多様性を広げた家電ではなくセキュリティや防犯対策に必要なシステムはきちんと用意されています。
ただ単に「新しい!」「便利だ!」「おしゃれ!」というファーストインパクトだけで利用するだけではなく、きちんと何ができるのかや危険性を理解した上で利用した方がより安全なスマスピライフを送れるようになると思います。
Google Homeをお持ちの方は今一度防犯面などを視野に入れて「マイ アクティビティ」で音声操作履歴を見る習慣を身につけてはいかがでしょうか?
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