2017年冬に日本でも発売されて以降、徐々に所有者を増やし続けているスマートスピーカー。
主に日本国内のスマートスピーカー市場で主流となっているモデルは
- Amazon Echoシリーズ(Alexa)
- Google Homeシリーズ(Googleアシスタント)
- LINE Clovaシリーズ(Clova)
以上の3機種となっていますが、実際どれを買えばよいのか分からない消費者もいらっしゃるかと思います。
選ぶ基準自体「音質」「音声AIの賢さ」「できること」「普段からどんなネットサービスを利用しているか」で変わって傾向になりますが、その中でも意外と重要なのがセキュリティ面であること。
つまり、個人情報の流出に関する部分です。
プライバシー流出の危険性
世の中ネットの進化やスマホの登場により便利なアプリやサービスが登場し愛用している我々ですが、その裏には個人情報流出の危険性が常に背中合わせとなっています。
たとえば、LINEではアカウントの乗っ取りは有名ですよね。その他SNSサービスに関してももしアカウントを乗っ取られたら個人の趣味嗜好や個人情報、顔写真が流出するのは必然です。
スマートスピーカーに関してもそのような危険性はもちろん潜んでいます。
実際に日本よりもスマスピ認知度の高い海外では「Amazon Echoを通して夫婦の会話がメールとして知人に送信された」なんて誤作動を起こす事案も。
こういった第三者へ情報を送信するメッセージ送信、電話機能が備わっているAmazon Echoシリーズ、LINE Clovaシリーズにはプライバシー流出の危険性は高いといえます。
ですがその反面、便利であるとも言えるのです。特に音声AI「Alexa」を搭載したAmazon Echoシリーズはできることが多いので汎用性は高い機種。
便利と危険性を天秤にかけてしっかり考えて購入するべきとも言えますが、いちお各音声AIには電話機能を設定でOFFにすることも可能なのでそこまで深く考えなくても良いのかもしれませんね。
【関連記事】
【Alexa】Amazon Echoのメッセージや電話機能をオフにする方法
Google Homeはどうなのか?
一方でGoogleアシスタントを搭載したGoogle Home(グーグルホーム)などのスマートスピーカーに関しては第三者へ情報を送る「メッセージ機能」「電話機能」は備わっていません。
どうやら今後も実装する可能性も低く、Googleの場合はセキュリティ面を考慮してかメッセージのやりとりは本来のスマホや携帯電話で行うべきという志向を感じ取れます。
実際にGoogleアシスタントに「電話して」「メールして」と指示してみると「Google Homeは対応していません。スマートフォンでご利用ください」とアナウンスされるのです。
今後実装される可能性はもちろんありますが、現在の所具体的な発表はありません。
以上のことを踏まえると安全性と安定した動作に期待できる機種。という面ではGoogle Homeが最適なのかもしれませんね。
IFTTTと連携する危険性
尚、Googleアシスタントは様々なウェブサービスと連動する「IFTTT」と連動設定すれば、音声操作でツイートをすることも可能。
ですが個人的には正確な文章で送信することが難しいですし、誤動作を考えるとあまりオススメはしません。