GoogleHomeでTwitterは使える?
「GoogleHome(グーグルホーム)」は優秀な人工知能と音楽の再生や調べ事、スマート家電などを音声操作で行えるスマートスピーカーとして話題ですよね。そんな様々な機能が導入されたGoogleHomeですが、日本国民が愛してやまない代表的なSNSサービス「Twitter」の利用は可能なのでしょうか?
答えは「YES」です!GoogleHomeでは日本ウェブ連動サービス「IFTTT」が対応しているため音声によるツイートが無料で実装できます!
しかしGoogleHomeが家に届いた後セットアップを経て利用できるようになったとしてもすぐにTwitter機能を利用できるわけではありません。音声でツイートできるようにするには「Googleアカウント」と「Twitter」を紐付けを行う必要があり、それを実現するのが「IFTTT」という連動サービスです。
「IFTTT」は「if this then that」の略で「メディア同士を繋ぐオンラインサービス」といった風にとらえて頂くとわかりやすいかと思います。今回のケースだと「GoogleHome」と「Twitter」の架け橋となってくれるネットサービスが「IFTTT」といったニュアンスでしょうか。
というわけで本記事では「IFTTT」を使った音声によるGoogleHomeでのツイート方法を紹介していこうと思います。
GoogleHomeの「Twitter」連動手順
お使いのGoogleHomeでTwitterを利用するには「IFTTT」にて初期設定を行う必要があります。以下では連動手順を画像付きで解説していきます。全て英語での表記ですが、手順は楽で作業時間は15分もかからないので手間ではありません。
- 「IFTTT」にログインする
- 「Applet」を新規作成する
- 「Googleアシスタント」との連動
- ツイートを行うキーワードの設定
- ツイート後のアナウンス
- twitterアカウントの連動
- ツイートの設定
- GoogleHomeでツイート動作確認
まず最初に「IFTTT(https://ifttt.com/login)」にアクセスしログインを行います。ログインにはGoogleHomeと紐付けたGoogleアカウントが必須です。この画面では「Continue with Google」を選択し、GoogleHomeのセットアップで設定したGoogleアカウント情報を入力してログインを行って下さい。
ログイン後は上記画面へ移行します。ここでは右上にある「New Applet」を選択。
次に上記画面では青色の「+This」を選択し連動するサービスを選んでいきます。
まず「IFTTT」側から動作を行う「This」の対象となるサービスを選ばなければなりません。今回の場合ですとGoogleHomeがツイートを行う主になるので、脳とも呼べる存在である「Googleアシスタント」を探していきます。上記画像のように検索欄に「google」と入力すればすぐに出てきますので、赤枠で囲まれた「Google Assistant」と書かれた項目を選びましょう。
選択後は「Googleアシスタント」との連動画面へ移行します。ここでは「Googleアシスタント」を利用するアカウントを明示しなければならないので「Connect」ボタンから、再度GoogleHomeと紐付けたGoogleアカウントを選択し接続を行って下さい。
「Googleアシスタント」の接続完了後は、GoogleAssistant用の設定テンプレートが表示されます。上記画面では今回は「Say a phrase with atext ingredient」を選択してGoogleHomeでツイートを行う際の仕様を決めていきましょう。
上記画面では「What do you want to say?」の項目にツイートをするキーワードとなる文言を入力しましょう。仮に「ツイッター投稿 $」と入力するとGoogle Homeに「OK Google ツイッター投稿 おはよう」と投げかけた場合は「おはよう」がツイートされる流れとなります。言わば「$」の部分が変数となりツイートしたい文言が代入される形というわけです。ただ形式の先頭に「$」は設定できないのでご注意を。
「What do you want the Assistant to say in response?」という項目では、ツイート完了後「Googleアシスタント」がアナウンスしてくれる文章を決めていきます。今回はシンプルに「Twitterに投稿しました」と設定。この項目はあくまで確認の部分なので好きな文言で大丈夫です。そして「Language」項目は「Japanese」で設定し、後の項目は空欄でも問題ないので入力が完了したら「Create trigger」ボタンを押しましょう。
この画面では本記事でいう所の「Twitter」に該当する動作対象となるメディアを指定する必要があります。「+That」ボタンを押しましょう。
次に上記画面へ移行後は「Twitter」ロゴを選択しツイートしたいTwitterアカウントとの紐付けを行っていきます。
ここではすでにログイン状態にあるTwitterアカウントが表示されるので正しいアカウントかどうか確認を行って「認証」を選択しましょう。
Twitterアカウント認証後はTwitterのどの機能を使うかを教える必要があります。上記画面では「Post a tweet」を選択しましょう。
次にGoogleHomeで受け取った文章を「Twitterにどう書き込むか」の設定を行います。「TextField」の部分が手順4.での「$」に置き換えられるといった感じです。例ではGoogle Homeでのツイートは全て語尾に「#Google Home」のタグが付くように設定してみました。設定が完了したら「Create action」を押しましょう。
これで全ての設定が完了しました。正しく設定されていればGoogleHomeでの音声によるツイートが可能となっているはずです!本記事通りに設定した場合はGoogleHomeに向かって「OK Google ツイッター投稿 ねむたすぎる」と発言すればTwitter上に連動したアカウントが「ねむたすぎる #Google Home」とツイートします。
感想・まとめ
実際やってみるとちょっとしたつぶやきなら問題なくツイートしてくれて結構便利です。そもそも「つぶやき」というコンセプトを持つTwitterらしい使い方になっている気がします。
ただ「ツイッター投稿」後の文章がつまってしまうとすぐにGoogleHomeが「わかりませんでした」となったり、文章の間に空白が入ったりするのでツイートのキーワードの後は間を開けずにスラスラと伝えたほうが動作成功率も高いようです。
またスマートスピーカーの場合第3者でも気軽に音声操作できてしまうので、ツイートのキーワードは分かりにくいようなネーミングにすればセキュリティ面も安心かなと思います。
とにかく普段ちょっとしたつぶやきにTwitterを利用している方には是非オススメしたい機能です!是非お試しあれ!