Googleアシスタントとは、Googleが開発する音声AIです。
主にGoogleの検索機能、カレンダー、音楽配信サービスといったGoogleサービスとの連動が中心となり、Google HomeシリーズやソニーのLF-S50Gといったスマートスピーカーに採用されています。
長年リリースされてきた音声AIという事で、動作的にも安定しており、第3サービスと連動するスキルもAmazonの音声AIに負けないほど豊富に用意されているため充分に多機能です。
しかし現在スマートスピーカー市場では、AlexaとLINE Clovaと他メーカーの音声AIが登場している中、実際にはどこが優れているのでしょうか?
スマートスピーカーの購入を検討しているのであれば、自分に合った機能で機種を選んで行きたいですよね。
そんな方へ向けて本記事では実際にGoogleアシスタントにしかできない事や優れている点を紹介していきます。
Youtubeの再生
今や普段の生活では当たりまえの存在となっているYoutube。
そんなYoutubeをTVで見れるよう操作できるのはGoogleアシスタント限定の機能です。
「OK Google サッカーの動画を再生して」
といった具合に再生したい動画のワードを指定して操作が行えます。
他にも早送り、巻き戻しといった音声操作も行えますし「キャスト」機能を活用すれば、スマホで再生中の動画をそのままテレビに映し出す事も可能です。
尚、このTVでのYoutubeの再生を実現するには別途Chromecastを購入する必要があるので注意が必要です。
NetFlixの再生
国内とわず海外の映画やドラマを見ることができる音楽配信サービスの1つで、最近では面白いオリジナル作品も制作、また限定配信作品もあったりで注目株が上がっているNetFlix。
¥800~¥1,800という月額料金で一定の動画が見放題な事から、実際に契約している方も多いと思います。
そんなNetFlixのTV再生をGoogleアシスタントを搭載したスマートスピーカーで操作が行えます。
「OK Google Netflixで [作品名] を再生して」
といったように指示するだけで、TVに指定した番組や映画を映し出す事ができ、もちろんこの機能も現状Googleアシスタントのみの限定となっています。
すでにNetfixを利用している方は、Googleアシスタントを搭載したスマートスピーカーの購入をオススメ致します。
Google Play Musicとの連動
Googleアシスタントは音楽配信サービス「Google Play Music」と唯一連動している音声AIです。
Google Play Musicは月額980円で最大4000万の楽曲を利用でき、業界の中でも最高峰の音楽配信サービスです。
最高峰と言われる所以は、豊富な楽曲数という事である他に「所有する楽曲をアップロードできる」という所にあります。
つまり音楽配信サービスで聞けない曲も自分でアップロードすれば聞けてしまうという事なので、カスタマイズがしやすいのはかなり魅力的です。
しかもそのアップロード機能は有料ではないので、もし豊富に楽曲を所有しているのであれば無料でスマートスピーカーで音楽の視聴が機能となるわけです。
また2018/11/14以降Google Play Musicの有料会員は、youtubeの新サービス「Youtube Music」もそのまま無料で利用できるようになりました。
Youtube Musicは楽曲に加え映像も視聴できる新しい音楽配信サービス。これはAmazonやLINEのサービスでは体感できない機能の1つです。
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Spotifyとの連動
Spotifyとは近年日本でも浸透してきた利用ユーザー数世界一の音楽配信サービスです。
- 無料である程度の楽曲が聴ける点
- 曲を探しやすく見つけやすいコンセプトのシステムデザイン
といった2点が最大の特徴に挙げられる。
そんなSpotifyと連動を可能にするスマートスピーカーはGoogleアシスタントを搭載したスマートスピーカーのみ。
日本国内でのAmazonやLINEのモデルでは現在非対応となっています。ただし、Spotifyは各音声AIメーカーに属するものではないので幅広い連動に期待できます。
事実海外版のAmazon EchoではSpotifyとの連動が可能になっている事なので、今後Googleアシスタント以外でも利用できるサービスとなる可能性も捨てきれません。
【関連サービス】
「Spotify」無料プランはスマートスピーカーでどこまで利用できる?特徴やメリット、制限を紹介。
環境音の再生
環境音とは、森や海、川といったリラックス効果のある音楽ことを指し、Googleアシスタントはその環境音の再生は標準機能として搭載しています。
- 「OK Google 川のせせらぎの音」
- 「OK Google 森の音」
といったように指示すれば、簡単に視聴する事ができ止めるまで永遠と流れ続けます。
そのためお店や作業中のBGMとして活用しやすく、特に睡眠時にはサポートまでしてくれて筆者自身もよく利用する機能です。
こういった環境音の再生は他メーカーでも対応していそうな印象ですが、これが全く充実していません。
LINE Clovaの場合は、ただ効果音として短く再生されるだけ、そしてAlexaに関してもAmazon Musicにある環境音を再生するだけなので無料では利用できません。
以上の事を踏まえても環境音の再生はGoogleアシスタントの魅力の1つとも言えます。
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GoogleHomeで再生できる環境音一覧まとめ。
感想まとめ
個人的にGoogleアシスタントを搭載したスマートスピーカーは、音楽や映像を視聴するという点で魅力的な印象です。
スマートスピーカーの利用用途には、他にも家電操作や調べ事といったものがありますが、最も活用するのは音楽再生です。
そういった意味でも、Googleアシスタントを搭載した機種はスマートスピーカーの音楽を聴くというコンセプトに合あわせて機能が充実していると言えるでしょう。
発売されている機種も、音質が良いものばかりですしね。
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