スマートスピーカーは車に置けるのか?
AmazonやGoogle、LINEなどIT事業を主軸とする会社を筆頭に続々と発売されている、今大注目のスマート家電”スマートスピーカー”。
ちょっとした調べものや動画視聴、家電との連動など様々なサービスを音声で操作できてとても便利です。そして、その中でも「Google Play Music」「Amazon Music」「Spotify」「LINE MUSIC」などの音楽配信サービスは特に利用され重要視される機能となっています。
そんな圧倒的楽曲数を聞き放題な上に高音質な音楽を体感できる音楽ライフを車の中に持ってこれたら最高ですよね?
そもそもスマートスピーカーは音声による操作が売りの一つ。交通状況の確認や今後対応されるであろうナビ機能など運転に便利な機能も豊富で、ハンドルを握った状態や車酔いなど手動操作が困難な環境とは相性がとても良いのです。
では果たして車にスマートスピーカーを設置する事はできるのでしょうか?
答えはYES!可能です!
しかし、ただスマートスピーカーを車内に持ち込んだだけで利用できるわけではなく、スマスピを設置できる環境を整える前準備が必要です。
本記事では、スマートスピーカー設置必要なアイテムや設置手順を紹介していきます。
利用手順
車内にスマートスピーカーを持ち込んで利用するには「Wifi環境」とスマートスピーカーの「電源」が必須となります。
以上の環境を整えるために必要なアイテムは以下の通りです。
電源を確保する
「Google Home Mini」や「Amazon Echo」などのバッテリー非内蔵のモデルは、起動しておくための電源を確保する必要があります。
車内にコンセントなどの電源が用意されている車はなかなかないので、スマスピ設置を実現するために用意しておくべきアイテムを機種別に紹介します。
- ACモバイルバッテリー
- MicroUSBケーブル
「Google Home」と「Amazon Echo」の電源はACアダプタとなっているため、車内で利用するにはACアダプタ専用のモバイルバッテリーが必要となります。
自宅で購入したバッテリーを充電しておいて、車内で持ち込んだ際に繋ぐとスマートスピーカーが利用できるようになります。下記のような超急速充電とUSB接続も対応していると尚利用しやすいかと思います。
最近の車だとオーディオコントロールパネルがUSB接続に対応した車種も多くあります。普段からUSB接続でスマホを充電している方がそれに該当します。
「Google Home Mini」「Echo Dot」などのミニサイズモデルのスマートスピーカーの電源はMicro USB接続のみとなっています。スマスピ本体と車のオーディオコントロールパネルをMicroUSBケーブルで繋ぐ事で電源を確保する事ができます。
下記のような急速充電・高速データ転送対応のMicro USBケーブルだと多様性があってオススメです。
またお使いの車にUSBを刺す場所がなければ、先ほど紹介したUSB対応のモバイルバッテリーと合わせて用意する必要があります。
Wifi環境を整える
スマートスピーカーはネット接続しないと、サービスのほとんどを利用する事ができないので、車内にWifi電波を飛ばす必要があります。最初からバッテリー内蔵で持ち運び可能な「Clova WAVE」「Clova Friends」も同様です。
それらを実現するには、以下の2つの方法のどちらかを行いましょう。
- スマホのテザリング機能
- ポケットWifiルーター
Wifiがない環境でもネットが使える(SIMカードが入った)スマートフォンを1台用意しましょう。スマートフォン内のテザリング機能を使う事で、スマホのネット環境をWifi電波として飛ばす事が可能となります。
スマホのテザリングを開始した後は、同じスマホでスマートスピーカー専用アプリにてテザリング出力しているWifiを選択し、任意で設定したパスワードを入力する事でスマートスピーカーのWifi接続が完了します。
しかし、データ通信料もそのまま消費してしまうのと、機種によってはテザリング中一切の操作ができない端末もあるようなので2台スマートフォンを用意するケースがあるなど注意が必要です。
ポケットWifiは、町中のWifiスポットや電波を拾って中間機としてWifi電波を飛ばすルーターで、車に設置しておくだけで車内にWifi環境が整う代物です。
これもスマホのテザリング機能と同様、スマートスピーカー専用アプリからお持ちのポケットWifiルーターのパスワードを入力する事でWifi接続が完了します。
しかし、車で移動中だと場所によっては電波が弱くなったり、途切れたりする弱点があるので安定したネット環境にはあまり期待できません。都会とかだと問題なく使えますが、田舎や発展途上地域だと少し不安定で不便だと思います。
ですが、以下のような月額SIMカードがセットで販売されているポケットWifiだとテザリング並の安定したネット環境に期待できます。しかしこれも契約プランにより通信制限があるので注意が必要です。
スマスピ本体を固定する
移動中、揺れが激しい車内では普通にスマートスピーカーを置いても転倒の恐れがあります。
以下で紹介するアイテムを使って、モデル本体を固定し2次被害を防ぎましょう。
- 超強力両面テープ
- 大きめのホルダー
5kgの重量にも耐えれる超強力タイプの両面テープを用意し、本体モデルの下部裏面に貼りましょう。
自宅に持ち帰ったりなど場所が変わる事も考えて、下記商品のような後ではがしやすいタイプがオススメです。
本来スマートスピーカー用ではありませんが、空気清浄機用などの大きめのサイズまで対応したホルダーでも固定可能です。
「Google Home」や「Amazon Echo」、「Clova Friends」など筒状のモデルタイプに最適となっています。固定が安定する、超強力両面テープとの併用もオススメです。
参考動画
上記動画では有名YoutuberのKazuさんが、車内に「Google Home Mini」を設置してみた流れと、実際に運転しながら音声操作を実行した様子がご覧いただけます。
Google Home Miniの設置は両面テープで行い、Wifi接続はスマートフォンのテザリング機能を使ったWifi接続設定の流れを確認できます。
スマートスピーカーの活用方法としては、予定をチェックしたり、ニュースを聞いたり、交通状況の確認を行っていたりと一切手を止めずに音声だけでサービスを利用しています。
これに音楽聴き放題などが加わるとより充実したドライブを体験できそうですね。
感想・まとめ
実際、車に設置した感想は、車内で利用するなら「Google Home Mini」や「Echo Dot」の方が設置しやすい。という印象を受けました。
本体自体が軽量で固定しやすいのとMicro USB対応なので低価格で電源を確保しやすいというが大きな理由です。
ただ低価格モデルという事もあって音質や音量共に充分とはいいがたかったです。。やっぱり音質やボリュームを重要視したい…
そう思い少し頑張って「Google Home」も設置した所…音質的には大満足で音量も申し分ない感じ!普通に車のスピーカーで音楽を聴くよりも音質良かった印象です。
しかし、約1万円するACモバイルバッテリーを用意するのは金銭的に痛手。さらに固定を安定させるため両面テープとホルダー両方を駆使したのは少し手間でしたww
それでも、運転中GoogleHomeが転倒する事や、音楽が途切れたりすることはなかったので今となってはやってよかったなと実感しております。しんどいのは環境を整える最初だけで後は割と満足度高いです。スマートスピーカーの車の使用に興味のある方は是非お試しくださいませ。
ただ、やっぱり車用にスマートスピーカーを設置するなら「Clova WAVE」や「Clova Friends」の方がLINEも利用できて便利かなぁ…。。笑